当社グループは、母体企業の創業(1949年3月)以来一貫して、「基本は技術」を組織のストロングカルチャーと位置付けて、人々の安全と安心を守り社会の発展に役立ち続けてまいりました。多様化する社会的ニーズに最先端の技術で応えるべく、当社は、傘下に志しを同じくする7法人を抱える純粋持株会社です。
当社グループの主力である建設コンサルタント事業は、頻発する大規模自然災害や、老朽化する社会資本の維持・更新、高齢化社会に対応した地域の再整備等、国民生活に密着した産業領域としてますますその重要性が増しています。我々は、複雑に変化していく時代のニーズに即して、より価値の高い社会資本整備をコンサルティングし続けることで、常に必要とされ覚えられる企業グループを目指しています。第5次中期経営計画で掲げた旗印は「Re-definition(再定義)」です。パンデミック前とは明らかに変わり、不連続とも言える明日に向けた社会価値創造の組織的な取り組みを加速すべく、建設分野のみならず情報通信、自然科学、社会科学、金融工学等を含む多岐にわたる分野との連携強化を図り、従来の事業の枠組みや産業内常識にとらわれない不断の事業変革を進めてまいります。その原動力となる最重要資源はプロフェッショナル人材です。専門家としての自律を目指す高い志をもった人材の活躍の場を組織として提供することが、すなわち社会的課題の解決につながります。地球上の全ての地域の持続的な成長へつながる技術の創出が我々の使命であり、経営品質を高めることでステークホルダ-の皆様の満足度向上を継続してまいります。
引き続きまして倍旧のご指導ご鞭撻をお願い申し上げます
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令和5年10月
代表取締役社長 福島 宏治