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2022/11/8

「分流式下水管への浸入水推定に係る特許を取得」

 当社の子会社である株式会社福山コンサルタントは、AI技術を活用し、雨天時浸入水の多い地区を効果的に絞り込む手法を開発し、この技術に係る特許を取得しました(公益財団法人日本下水道新技術機構との共同特許、特許番号:7143542号)。
 
雨天時浸入水とは下水道の汚水管に何らかの原因で浸入する雨水のことで、道路の陥没や下水道管の破裂などの被害が発生する原因となっています。また近年では頻発する大雨や下水道管の一斉老朽化を背景に全国的な問題になっています。

福山コンサルタントは降雨量と流末の水量データの関係性を教師データとして学習したAI解析モデルを使い、雨天時浸入水の多い地区を高精度且つ効率的に絞り込む手法を開発しました。この技術開発により、これまで予測精度や金銭的・人的コストが課題であった下水道インフラの持続的な維持管理の実現や災害時の被害軽減に貢献することが期待されます。

今後の展望としては、今回開発したAI技術により特定された地区を更に細分化して絞り込む技術や手法を実装することで、より効率的な下水道調査の実現を目指します。

FCホールディングスグループは今後もAIなどの先端技術や自社の保有する技術を掛け合わせ、安全安心な社会の実現に貢献していきます。