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2023/4/3

FCホールディングス子会社「フィリピンにおけるSDGs関連活動をマネジメント」

 当社のグループ会社である株式会社福山コンサルタントは、独立行政法人国際協力機構(JICA)の中小企業・SDGsビジネス支援事業「レガスピ市における持続可能な有機性廃棄物堆肥化システムの普及・実証事業」に参画しました。

 フィリピンでは急速な経済成長により、廃棄物が増加傾向にある一方で、ごみ処理能力の不足が深刻な問題となっています。また、流通する化学肥料は高価で農家に重い負担を強いており、代替肥料となる有機肥料も十分流通していないという課題があります。
 これらの問題を解決するため、福山コンサルタントはJICAの中小企業・SDGsビジネス支援事業において、株式会社岡田製作所の有機性廃棄物堆肥化システムの現地導入の提案と、現地での普及・実証事業の全体マネジメントを行い、同国における環境負荷軽減に寄与するシステム構築に貢献しました。
 同事業では、レガスピ市内の最終処理場で、家庭生ごみ、畜糞尿等の有機廃棄物を岡田製作所のロータリー式発酵攪拌装置で発酵分解処理し、堆肥として農地へ還元することで、有機廃棄物処理を効率化するとともに、生産された有機堆肥供給を通じた農業生産性向上にもつなげることができました。

 実証実験後の3月22日に開催したシンポジウムではレガスピ市長や天然環境資源省(DENR)、他の自治体担当者を招き、①堆肥製造実証の活動報告や②日本国内の自治体における堆肥製造の事例紹介等を行いました。

FCホールディングスグループは、今後もSDGsなど環境に配慮した技術の活用や新しい価値の創造により、地域活性化及び社会の持続的発展に貢献します。