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2023/4/28

FCホールディングス子会社「国内自治体初「Hiroshima City Dashboard」を開発し、地域活性化を推進」

 当社の子会社である株式会社福山コンサルタントは、広島市から受託した「人流データを活用した地域の活性化業務(受託者:福山コンサルタント・スマートコムシティひろしま・アドプレックス共同企業体)」において、独自技術を用いて街路通行量を推定し、中心市街地の人流を可視化する「Hiroshima City Dashboard」(別紙参照)の構築を行い、2022年12月に広島市が公開しました。

 広島市では、令和4年3月に「広島市デジタル・トランスフォーメーション(DX)推進計画」を策定し、データを活用した街づくりを推進しており、今回は地域のデジタル化の取り組みとして人流データを誰もが簡単に活用するための可視化ダッシュボードを公開しました。
 スマートフォンのGPSデータから取得される位置関連データとデジタルサイネージから取得される通行量実測データを組み合わせて通行量を推定する技術を実装しており、自治体の同様の技術の活用事例としては国内で初めてになります。

 令和4年度末に改訂された「地域課題解決のための人流データの手引き(Ver1.1版):国土交通省」においても、自治体のユースケースとして掲載されるなど注目を集めており、公開後4か月を経過した時点(2023年4月27日現在)で約2,500人・回(デイリーアクティブユーザー数累計)の利用がありました。
 現在、広島市内のエリアマネジメント団体や商店街の皆さまにダッシュボードを使っていただき、地域活性化施策の企画立案や効果検証への活用を進めております。
 これまでに「どこで、いつ、どんなイベントを実施するかの根拠としたい」「イベント実施時に関係者の協力を得る際の根拠として、通行量や来訪者属性の情報を活用したい」「これまで行っていた通行量観測調査の代替にしたい」「人流の時間帯のピークを参考に店員の休憩シフトを調整したい」などの声をいただいています。

 今後、ユーザーの声を反映して、より使いやすいダッシュボードに改善していくとともに、様々な開発が進んでいる広島市中心市街地の魅力をより高めるため、まちづくり団体などと共創しながらアジャイル的に取り組みを推進していきます。

 FCホールディングスグループは今後も新技術の活用により、地域の活性化に貢献していきます。